MISHIMA CUP[みしまカップ] ヨットレース
大海原をわたる海洋民族の浪漫と新しい出逢いのドラマ
MISHIMA CUPヨットレースは、平成2年8月に第1回のレースをスタート。それ以来毎年、7月末、8月初旬のいずれかの土曜日に期日を定めて行っているMISHIMA CUP。全国からのエントリーを得て、第4回大会では東京都知事友好杯とミシマカップ友好杯など交流の広がりを見せています。ヨットレースを機にジャンベ交流、子どもたちの自然体験など、三島を舞台としたさまざまな交流のステージも広がってきています。
MISHIMA CUPには、およそ30艇、200人のクルーが全国から参集します。村人とヨット関係者による『手づくり』の特異なレースとして、今では全国のヨットマンに知られる大会ですが、スタート当初は、宿泊や食事など、小さな島の人々には予期せぬ課題も次々に浮上し、その難問を乗り越えるため、村民、行政が意見を出し合い、一致協力して取り組んできました。そのような過程を踏む中で3つの島、4つの地域の強い連帯感が醸成され、村おこしに対する活力が生まれてきました。大会当日、硫黄島にヨット到着後、クルーの人たちは、島内観光をし、温泉に浸かり、疲れを癒します。夜の打ち上げパーティーの盛大なこともヨットマンの間では知られ、村民総出で手づくりする魚料理や屋台食は人気を集めています。また、村民も参加しての抽選会も名物となっています。MISHIMA CUPのもう一つの主役は、ギニア共和国出身のママディ・ケイタさんとの交流により村に浸透した伝統打楽器ジャンベの演奏やパフォーマンスです。奇岩に囲まれた火山島の景色とアフリカの太鼓のリズムが融合し、村人もクルーも一体となって、感動のフィナーレとなります。