四方を海に囲まれた島では、漁業は主要産業の一つです。現在、伊勢エビ漁が中心ですが、そのほか回遊する1級魚を安定的に供給するため、定置網の導入や魚礁設置による漁場の整備、また漁法の改良や漁港の整備により水産業の基盤が整いつつあります。近年は冷凍、冷蔵庫や活魚槽なども設置され、季節や気候によって左右されることのない安定した漁業を目指しています。
島の周辺は好漁場に恵まれているが、経営規模が小さく漁法技術の遅れなどから、これらの資源を生かしきっていない。そこで村は、平成16年度に「漁業体験船」を建造し、都会の人との交流を図るなど、水産業振興に力を入れている。現在、最も売り上げ高が多いのはイセエビ漁である。