硫黄岳入山について
硫黄岳の登山道は現在崩落しており、大変危険な状態となっております。三島村には常駐医を有する病院がなく、重篤なけが人が出た場合は本土からヘリコプターを呼び、病院まで搬送することになります。
また、救助に向かうのは、訓練を受けた専門家ではなく地元の消防団となりますので、二次災害のリスクも高くなります。
一般の方へ
上記のような事情により、観光客を含む一般の方の立ち入りをご遠慮いただいております。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
学術研究が目的の方へ
学術研究が目的の方は、噴火警戒レベルに対応した規制範囲(気象庁)を確認し、硫黄岳入山ガイドラインを遵守の上、自己責任で入山をお願いします。
防災教育が目的の方へ
防災教育が目的の入山は、島内ガイド同伴の上、場所を限定(物草噴気孔)しての入山となります。島内ガイドについては、観光案内所(09913-2-2370)までお問い合わせください。
■硫黄岳入山ガイドライン(PDF/219KB)
■噴石シェルター地図(PDF/329KB)
硫黄岳入山ガイドライン
硫黄岳は活火山であり登山道もありません。山全体が崩れやすいガレ場である他、火山ガスも噴出しており大変危険です。
そのため三島村では、防災教育・学術研究目的以外の方の入山を制限しております。
防災教育・学術研究目的で入山される方は、自己責任で行動を行い、下記ルールの遵守をお願いいたします。
手続きについて
- 当日の防災体制を敷くため、入山の10日前までに入山届を三島村役場総務課防災係と定住促進課の2か所に提出してください。
- 当日は入山時と下山時に出張所(不在の時は観光案内所)へ報告してください。
- 岩石等または動植物等の採取・持ち出しについては禁止されています。研究などで持ち出す場合は必ず事前に三島村定住促進課と鹿児島県自然保護課に申請を行って許可を得てください。
山行について
- 舗装された登山ルートはありません。できるだけ、島内ガイドなど経験のある方を同伴してください。
- 山行前に必ず気象庁のHPで火山情報を確認してください。
- キャンプは行わない。日暮れ前に下山できる余裕のある山行計画を立ててください。
- 落石、火山ガスなど、自然条件・災害に十分注意し、異変があった場合は速やかに下山して下さい。また山腹に噴石シェルターがありますので、山行前に地図等で場所を確認しておいてください。
- 雨の後で足元の土石が流出している可能性が高いなどの場合は山行を中止するなど、安全を第一にした判断を行ってください。
- 硫黄島には診療所はありますが、常勤の医師はおりません。けがをしても十分な治療は受けられません。救助が来るまでも時間がかかりますし、本土の大きな病院に搬送するまでにも時間がかります。普通の山行ではちょっとしたケガ程度のことでも重大な結果になりうることをご理解の上、くれぐれも安全を優先してください。
装備について
- ヘルメット・ガスマスクを必ず携行し、適切に使用できるよう事前に使い方などを確認してください。
- トイレは集落に降りるまでありません。必要な場合は携帯トイレを持参して下さい。
- ゴミや食料は放置せず持ち帰ってください。
硫黄岳入山に必要な(入山時の防災体制構築のための)手続き フローチャート

噴石シェルター地図
