三島村総合観光パンフレット
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マリンケ族やバンバラ族などギニア共和国をはじめとする西アフリカの伝統打楽器、ジャンベ。その達人はジャンベ・フォラと呼ばれ、自然の精霊と会話ができると言われています。その一人であるママディ・ケイタ氏監修のもと、2004年に設立したアジア初のジャンベ習得の専用施設「みしまジャンベスクール」では誰でもジャンベを体験することができます。三島村では、豊かな自然の中でジャンベを学びたい人のために6ヶ月の短期留学生を募集しています。地区会奉仕活動や村主催イベントにスタッフとして参加したり、地域の活性化に貢献しながらアイランドライフを体感することができます。1994年夏、「日本の小さな村の子どもたちと交流したい」との思いでやってきた、ギニア共和国のジャンベ・フォラ(ジャンベの神様)の「ママディ・ケイタ」とそのグループ「セワ・カン」のメンバー。初めは戸惑う子どもたちも、「うまく叩く必要はないんだよ。楽しんで叩くことができれば、聞いているみんなも幸せになれるんだよ」という言葉に励まされ、演奏する喜びを感じるようになっていきました。以来、三島村には子どもたちの楽しい歌声とジャンベのリズムが響いています。今や三島村は、ギニア共和国の伝統芸能「ジャンベ」を村の新しい芸能にとり入れ、ギニア共和国との友好的な関係を築き上げています。三島村で最も規模の大きいイベントで、今や鹿児島を代表するイベントに成長しました。全国から集まったヨットは枕崎を出発し一路三島村を目指します。レース後は硫黄島で盛大にウェルカムパーティーが開かれます。ジャンベ・フォラ (故)ママディ・ケイタ氏ママディ・ケイタ追悼イベントの様子平成2年から始まり、近年では7月末に開催されています。毎年およそ30艇、約200人のクルーが全国から参加します。イベントのスタート当初は、様々な課題を解決するため村民・行政が意見を出し合い、4つの地域が強い連帯感を持つ村おこしの活力となりました。今では、村人による「手づくり」のレースとして全国のヨットマンに知られる大会です。17三島村とジャンベMISHIMA CUP ヨットレース

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