ユネスコ無形文化遺産国の重要無形民俗文化財県の無形民俗文化財ul! WonderfSmall isMISHIMAMURACULTURE硫黄島の八朔太鼓踊りでは、踊りの途中で登場する神様。手に持った小枝(スッベン木)で叩かれると悪霊が払われると言われています。馬方踊り(竹島)疱瘡(天然痘)などの伝染病で亡くなる人が多く、特に悲惨であった1793年から始まった婦人による踊り。踊り手は二人一組で馬の手綱に見立てた帯を持って踊り、その周りを旦那二人が面白おかしく即興文句を怒鳴りながらまわります。鹿児島と奄美諸島の間に位置する三島村の民俗・芸能は、鹿児島本土のそれと似通っていますが、安徳天皇や平家ゆかりの落人によって持ち込まれた風習や、海上の道を伝い琉球文化の影響も受け、独自の精神文化を醸成してきました。海に囲まれた離島ゆえに今もなお古式の民俗・風習が伝承され、中でも八朔踊りの際に出現する、厄をはらい繁栄と活力を村にもたらす来訪神は世界的にも貴重な民俗芸能で、ユネスコの文化遺産に登録されています。九月踊り(硫黄島)疱瘡よけに踊ったもの。長濵伊豆守吉明の弟の権之丞吉繁が大阪に行った折、大阪の人に数曲作ってもらい、自ら習い覚えて帰島し、人々に教えたのが起源と言われています。柱松(硫黄島)俊寛の霊を悼む送り火と言われている。巨大な柱松に火のついた松明を投げ上げる行事。盆踊りの最後に行われます。竹島の八朔太鼓踊りは、鉦と太鼓の音とともに奉納されます。高さ1m以上もあるタカメンと呼ばれる面を着けて仮面神となった村人も現れ、人々とともに踊ります。太鼓踊り・手踊り(黒島・片泊)盆踊りのひとつ。背中に矢旗を背負い、鉦、太鼓を打ち鳴らして5種の歌に合わせて隊列を変えながら男性が舞う「太鼓踊り」の後、女性による手踊りが奉納されます。ナギナタ踊り(黒島 大里)長刀組と太刀組に分かれて打ち合う勇壮な踊りで、隊列の変化が特徴的。本土に見られる棒踊りの一種と見られています。黒島の八朔踊りでは、腰にひょうたんをぶら下げた仮面神たちが、すりこぎとしゃもじをうち鳴らしながら隊列を組んで踊ります。繁栄への祈りと日本芸能が融合した民俗文化が見られます。11硫黄島八朔太鼓踊り(メンドン)竹島八朔太鼓踊り(タカメン)黒島八朔踊り(オニメン)個性あふれる伝統文化民 俗
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